ゆとりの主張!

声が小さい世代の人間ですが、あえて大声で主張します。

ゆとり世代から岩崎夏海氏らおっさん達に言いたい、ただ一つのこと

今日、仕事の合間にこの岩崎夏海氏のこの記事を読み、唖然とした。

なぜ若者のリテラシーは欠如しているのか?(2,912字):ハックルベリーに会いに行く:ハックルベリーに会いに行く(岩崎夏海) - ニコニコチャンネル:社会・言論

 

なぜ人は年を食うと必ずこういう「最近の若者は、、」という言説を弄するようになるのだろうか。

考察といえるものはほとんどなく、ただゆとり教育の影響で、最近の若者はリテラシーが欠如し、世の中をなめているだの、自分に甘いだのと書いている。

色々言いたいことはあるが、一つ言うならば、ゆとり世代は決して世の中を舐めているわけではない。ただ絶望しているだけだ。

考えても見てほしい。バブルがはじけたとき、10年の不景気のとき、震災のとき、生まれてこの方、全く「大人たち」のいいところを、見てたことがない。「昔はジャパンアズナンバーワンと言われてたんだよ」などとバブル時代への未練ばかり口にし、危機が起きれば、あたふたするばかり、優秀な出る杭があれば、全力で潰しにいく、そんな閉塞した日本を作ったのは、他でもないあなたたち、おっさんだ!

「ゆとりは、ゆとりは、」といちいち一括りにして非難するが、それだってあなたたちおっさんが勝手に学習時間、分量を削減して、その後学力テストが下がり始めると騒いでやめた見切り発車のせいではないか。学習する分量や時間を減らせば、点数が下がるなど当時の中学生でもわかる当然の帰結だ。

 

こんな風に「最近の若者は、、、」という前に、一度くらい「おっさんたち、やるじゃん!かっこいい!」と思わせるようなことをしてほしいものだ。行動や成果が伴っていないのに口ばかりでは、ゆとり世代がおっさん達を見限るのは当然である。

こういう言説を読む度に、我々はさらに「立派な大人たち」に絶望していくのである。