ゆとりの主張!

声が小さい世代の人間ですが、あえて大声で主張します。

あぁ、、、ホリエモン、、、あぁ、、

自分たち世代(平成初期に生誕)にとって「堀江貴文」という存在はたくさんの意味を持っている。

 

 ちょうどフジテレビの買収騒動が起こったのが、最も多感な時期である中学生のとき。

ロジカルシンキングを武器に、旧来体制に対して、それまで言われてきた「礼」を無視して果敢に挑んでいく。そんな風に見えた。授業でも取り上げられるほどで、時代の閉塞感が生んだ「若者の対弁者」であった。

 そのうち粉飾決算で逮捕となると、大人たちはそれまでの「息子ですっ!!」ないしは「見た目とかも面白いし、いじるぜっ!」的な態度から、とたんに手のひらを返すようになる。この前まで一緒に笑い合っていた峰○太が、「こんな人だと思ってもみなかった。」的なことをテレビで言ったいたときには、「大人って意外ともろいし、しょうもないのかも。」という考えが初めて芽生えた。

 そんな社会への反発心を持つようになる一方で、社会に叩き潰されるホリエモンを目の前にして、権力者に逆らうと大した罪でもないのに、檻に入れられるのか、世の中は「ロジック」ではなく、偉いおっさんないしは、おじいさんの「感情」で動いているのかと震え上がった

 

自分もゆとり世代と呼ばれるのでわかるが、この世代は不思議ととても従順で安定志向である。それは少なからず堀江さんと一連の騒動の影響がある。

つまり「ゆとり世代」は、ある意味で「ホリエ世代」であり、新たなるカウンターカルチャー(無欲・やりがい志向)と社会への独自の恐怖心を持ったジェネレーションなのだ。