ゆとりの主張!

声が小さい世代の人間ですが、あえて大声で主張します。

モテない人間が高学歴となる。

モテない人間ばかりいる。

自分の大学の話である。

有名な某国立大学にいたが、

周りはモテない人間ばかりであった。

これは一体どういうことか。

 

考えても見てほしい中高で部活に文化祭にと活躍し、

モテてきた人間が、なんの目的かはっきりわからないのに、

二度とは来ない大切な青春時代の大部分を割いて、

大学に入ろうとするだろうか。いやするはずもない。

結局は良い大学に入りたいという欲求とは、

球技大会やなんかでは体育館の隅っこにいて、

女子の黄色い声援からは全く無縁だった人間たちが

抱いた承認欲求の現れである。

 

何十、何百時間の勉強。そんなの正気の沙汰じゃない。

それは中高時代に大いに抑圧された「性欲」がなせる技なのだ。

三大欲求パワーなのだ。

だからこそ東大なんかには男子校出身者が多い。

なんとかモテたい、こんな自分だが青春を謳歌したい。

 

そんな強い欲望を抱いた哀れな若者が集まる場、それが名門大学の実態である。

 

就職のためだという人もいるだろうが、

まぁまぁの大学に入っても、大企業には就職できる。

偏差値が50後半の大学から大手広告代理店に就職した人間も知っている。

それはいいわけの一種ではと感じる。

 

たまたまだが以下の言説に似た部分もある。

ただ川上さんが「不満である」と「満足でない」という状態を

 一緒くたにして考えている部分に不満を感じるが、

大筋では賛同できる内容となっている。

【第14回】不幸な人間だけが夢をもつ。|川上量生の胸のうち|川上量生|cakes(ケイクス)

ゆとり世代から岩崎夏海氏らおっさん達に言いたい、ただ一つのこと

今日、仕事の合間にこの岩崎夏海氏のこの記事を読み、唖然とした。

なぜ若者のリテラシーは欠如しているのか?(2,912字):ハックルベリーに会いに行く:ハックルベリーに会いに行く(岩崎夏海) - ニコニコチャンネル:社会・言論

 

なぜ人は年を食うと必ずこういう「最近の若者は、、」という言説を弄するようになるのだろうか。

考察といえるものはほとんどなく、ただゆとり教育の影響で、最近の若者はリテラシーが欠如し、世の中をなめているだの、自分に甘いだのと書いている。

色々言いたいことはあるが、一つ言うならば、ゆとり世代は決して世の中を舐めているわけではない。ただ絶望しているだけだ。

考えても見てほしい。バブルがはじけたとき、10年の不景気のとき、震災のとき、生まれてこの方、全く「大人たち」のいいところを、見てたことがない。「昔はジャパンアズナンバーワンと言われてたんだよ」などとバブル時代への未練ばかり口にし、危機が起きれば、あたふたするばかり、優秀な出る杭があれば、全力で潰しにいく、そんな閉塞した日本を作ったのは、他でもないあなたたち、おっさんだ!

「ゆとりは、ゆとりは、」といちいち一括りにして非難するが、それだってあなたたちおっさんが勝手に学習時間、分量を削減して、その後学力テストが下がり始めると騒いでやめた見切り発車のせいではないか。学習する分量や時間を減らせば、点数が下がるなど当時の中学生でもわかる当然の帰結だ。

 

こんな風に「最近の若者は、、、」という前に、一度くらい「おっさんたち、やるじゃん!かっこいい!」と思わせるようなことをしてほしいものだ。行動や成果が伴っていないのに口ばかりでは、ゆとり世代がおっさん達を見限るのは当然である。

こういう言説を読む度に、我々はさらに「立派な大人たち」に絶望していくのである。

 

あぁ、、、ホリエモン、、、あぁ、、

自分たち世代(平成初期に生誕)にとって「堀江貴文」という存在はたくさんの意味を持っている。

 

 ちょうどフジテレビの買収騒動が起こったのが、最も多感な時期である中学生のとき。

ロジカルシンキングを武器に、旧来体制に対して、それまで言われてきた「礼」を無視して果敢に挑んでいく。そんな風に見えた。授業でも取り上げられるほどで、時代の閉塞感が生んだ「若者の対弁者」であった。

 そのうち粉飾決算で逮捕となると、大人たちはそれまでの「息子ですっ!!」ないしは「見た目とかも面白いし、いじるぜっ!」的な態度から、とたんに手のひらを返すようになる。この前まで一緒に笑い合っていた峰○太が、「こんな人だと思ってもみなかった。」的なことをテレビで言ったいたときには、「大人って意外ともろいし、しょうもないのかも。」という考えが初めて芽生えた。

 そんな社会への反発心を持つようになる一方で、社会に叩き潰されるホリエモンを目の前にして、権力者に逆らうと大した罪でもないのに、檻に入れられるのか、世の中は「ロジック」ではなく、偉いおっさんないしは、おじいさんの「感情」で動いているのかと震え上がった

 

自分もゆとり世代と呼ばれるのでわかるが、この世代は不思議ととても従順で安定志向である。それは少なからず堀江さんと一連の騒動の影響がある。

つまり「ゆとり世代」は、ある意味で「ホリエ世代」であり、新たなるカウンターカルチャー(無欲・やりがい志向)と社会への独自の恐怖心を持ったジェネレーションなのだ。